
ロバート秋山と友近がタッグを組んで送る新企画「国産洋画劇場」。
本作は全て純国産に拘り抜いた完全オリジナルストーリーの和製洋画というもの。
―― テーマは「国産で洋画を作る」と伺いましたが、これはどういう意味ですか?
秋山「洋画を日本にある場所で、日本ならではの設定で作ったらこうなった、という感じですかね。もちろん、出演者もみんな国産です。2020年の東京オリンピックに向けて、国産の素晴らしさをもっと広めたいなと思ったのが、発案のきっかけでした」
友近「国産でもいい洋画ができますよ、と。洋画ですけど、国産にこだわっているので日本の方が入りやすいのも魅力ですよね。なんていうか、洋画は国産に限りますよ。」
―― 今回3作品作られたそうですが、既にタイトルから名作を連想させるものがあるような…。
秋山「連想させるもの?分からないですけど。」
―― 例えば、『六城(ロクキ)』。
友近「『六城』は相撲を軸にしたスポコンものですね」
―― ボクシングではなく?
秋山「相撲です。国産ということでやっぱり国技の相撲になりますよね。強い相撲取りがあるきっかけで荒れてダメになってしまうんですけど、そこから這い上がっていくまでのストーリーです」
友近「そんな主人公が一人の女性と出会ってね」
秋山「二人で支え合いながら再起を目指す物語です。めちゃくちゃいい話ですよ」
友近「はい。感動のラストが待っています」
―― 続いて『船と氷山』。こちらはタイトルからストーリーが想像できるような…(笑)。
友近「そうですか? おそらく、おそらくですけど、大作になると思いますよ」
秋山「船の中のラブストーリーですね」
友近「もともと秋山さんも私も船というものには昔から思い入れがありまして」
秋山「僕は北九州、友近さんは四国出身。お互い船は大事な交通手段でしたからね」
友近「船の中ならではの物語ってありますもんね」
秋山「そうなんです。ただ、2人には貧富の差があるんですよ。差別を受けつつも2人は愛し合ってしまう。さらに異常気象によるトラブルがあったりなかったり…」
―― タイトルに大きなヒントが…(笑)。
友近「そうですね」
―― 船の上でのラブシーンも期待していいですか?
友近「今、どういうふうにしようかと迷っています。何かわかんないですけど、船の突先の方に行ってみたり?」
―― 腕とか広げたくなっちゃいますね。(笑)
秋山「そうそう」
友近「開放的になりますからね。きっと名シーンが生まれると思います」
秋山「そうですね。ただ、一つお伝えしたいのは、もし、僕らの作った洋画を見て既視感を覚えたとしても、それは間違いなく気のせいですから」
友近「はい。我々の作品を見たことで、名作洋画を引っ張り出してもう一度見たいなっていう気持ちにはなるかもしれないですけどね」
―― 最後に今回、お2人でのネタ作りはいかがでしたか?
友近「普段コントをやっている時などは、面白いと思う事や注目する視点が似ているので、モメることはないですね」
秋山「そうですね。特に今回は今まで2人でやってきたものをギュッとした感じなので、やりやすいです。友近さんといると結構フリースタイルみたいなものが多いですね。」
友近「そうそう、ネタ合わせのときもその場で言いながらやったり…。フリースタイルなものが一番楽しいです」