大阪発のものは全て
「大阪チャンネル」でやっていく
―― サービススタート後もラインナップがコンスタントに増えていますね。
一部入れ替えもありますが、基本的にコンテンツを削除する予定はありません。4/25の「大阪チャンネル」スタート当初は提供本数が約1,000本でしたが、7月上旬の現時点では約1,700本まで増えて、今後も提供本数は増えていきます。どんどんコンテンツが溜まっていくイメージですね。各コンテンツは、マルチデバイスで考えているので、スマホ、タブレット、テレビと、ユーザーの皆さんがお好きな環境でご覧いただけると思います。一時期、よしもとはスマホに特化したコンテンツ作りを意識したこともありましたが、今はスマホ向け、テレビ向け等を考えてはいません。小さい画面で見ても分かりやすいように、大画面で見ても画質等が耐えられるように制作しています。
―― 近年、動画配信サービスが多数スタートしています。その中で、「大阪チャンネル」と、地上波テレビ、Netflix、Amazonプライム、AbemaTV等、それぞれの違いについてはどうお考えですか?
まずベースは「大阪チャンネル」。基本的に、大阪発のものは全て「大阪チャンネル」でやっていこうと思っています。それが前提です。地上波のテレビは無料で見られて、衆人環視の元、厳しいルールの中でやるものですが、「大阪チャンネル」は芸人さんが自分のやりたいようにできるというのが、大きく違いますね。一方で、NetflixさんやAmazonプライムさんといった有料の動画配信サービスでは、グローバルでもいける、高品質で作品性の高いものをと考えています。映画を作るようなイメージに近いですかね。あとは、YouTubeさんやAbemaTVさんなど無料のサービスは、プロモーションに繋がるような内容のものを出していく予定です。どちらかというとラジオに近いような感覚ですね。とはいえ、ベースは「大阪チャンネル」で、その上で、各コンテンツに合った展開をしていきたいと考えています。
―― 「大阪チャンネル」のビギナーの方にオススメする番組や、人気の番組は何ですか?
私の周りでは、「松本家の休日」に反応している人が多いですね。「吉本新喜劇」や「ごぶごぶ」も人気コンテンツの一つです。私個人としては実は「ロケみつ」が好きで、ずっと見ています(笑)。スタッフの中には、新番組の「吉本超合金BAN」が最高に面白いと言う者もいますし…、とにかくコンテンツ数が多いので、これ! と一つ挙げるのは難しいですね。また、「大阪チャンネルでこの番組も見られたんだ、知らなかった」という声もよく聞くので、もっと周知が必要だと感じています。